どうも最近ストレージの保守担当をすることになった新米です。
ここでは備忘録を兼ねて問い合わせの内容を記載していきたいと思います。
最近Unityを利用しているお客様から連絡があった。
客「ファイルサーバに接続できない人がいる。何か異常はないか」
ぼく「端末は全部一緒ですか?何か設定変更とかされました?」
*(いつからかとか、何人くらいかとかも色々聞いてる)
客「そういえばWindowsアップデートあたったくらいから使えなくなったかも(要約)」
ぼく「ちょっくら聞いてみるか」
と、EMCさんへ「最近Windows1903へアップデートした端末からのアクセスができない(不安定)なので何か情報ございませんか?」と伺ったところ。以下のような回答が来た。
■今回の事象
Windows1903へアップデートした端末からのアクセスができない
■DELL EMCからの回答
MSがSMBの規格をWindows 10 version 1903及びWindows Server 2019 1903からSMB3.1.1にした事により、通信に不具合が発生するバグが発見されております。
KB533696
https://emcservice--c.visualforce.com/apex/KB_BreakFix_clone?id=kA23a0000000Axk
と回答をゲットしました。
要はMSが1903アップデートに際してSMBのデフォルトを上げてしまったために発生してしまったみたいです。対策は以下3つ。
- OEのアップグレードを待つ
- HotFixを適用する
- SMBの規格を下げる
1は次のOE出るの待つなんてできないので除外。
2でもいいんだけど、3の方が早そうなので3を選択&エンド様へ提案。
簡単なコマンド入力ですぐに完了。
Nasサーバの再起動が必要なので、サービス使ってない時間帯に集中して実行。
無事解決。
■使ったコマンド
serviceユーザでSSHログイン
・svc_nas ALL -param -f cifs -m smb2.maxDialect -v SMB3.0.2
・svc_nas ALL -param -f cifs -info smb2.maxDialect -v
【出力例】
SPA:
name = smb2.maxDialect
facility_name = cifs
default_value = "" >>>>>>>>>>>>>> ここは空値
current_value = SMB3.0.2 >>>>>>3.0.2になってる事を確認
configured_value = SMB3.0.2
param_type = global
user_action = none
change_effective = immediate
range = *
description = Specifies the upper SMB2 dialect supported
・uemcli /net/nas/server show
>>表示されたNAS Serverすべてがリスタート対象。NAMEを確認